術後2日目の体験談。
今日は体に刺さっていた点滴みたいな痛みどれもとれてようやくお風呂に入れることに。
同じ悩みを抱える人が手術の決断をしたり、しばらく様子をみるという判断をしてくれたらと思う。
術後1日目の生活スタート。まず術後お尻の左サイド、右サイドそれぞれどうゆう状況なのかも説明しつつ、術後初めての排便の大変さ、恐る恐る入ったお風呂のお話。
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私は2022年に痔ろうの手術をしたが、それまでの違和感発見から病院診断、いったんあきらめ、再度決意してからの手術、術後の生活、現在に至るお尻に関する戦いを経験している。ぜひ、戦いの記録をはじめからみてほしい。
痔伝 ~痔瘻体験記~をはじめからご覧になる方はこちら
寝不足
ずーとじんわり痛い状態でなかなか寝付けず、ちょっと寝ても夜中3時とかにも起きたりしつつ、朝になった。
いつもより眠れていなくて眠い。
眠いのもそうだが、朝起きてからすぐに痛いので痛み止めを朝一で飲む。胃にわるそうだが、それどころではないのである。
術後の状態説明
ここでお尻が手術後どうなっているかを説明しよう。
これまで痔ろう兄弟がいた左側と右側で、異なる術式をほどこしており、それぞれ状態や傷跡が異なる。
これがまた厄介な生活になる理由になっている。
詳細は詳しく説明しているサイトを参考に掲載する。
図もあるので興味ある方はどうぞ。
左サイド 開放術式
膿が通る管の瘻管を切り開いて、膿の入り口から出口まですべて切除する方法。
瘻管を切開してそのまま縫合せずに開放する手術で、lay open法ともいう。
括約筋も一部切除するが、肛門の機能にはほとんど影響がなく、再発がほとんど見られない。
術後の状態としては外側の切り開いた部分を特殊な糸で縫ってある状態で、いわゆる手術あとの傷の状態になっている。
右サイド シートン法
膿が通る管 瘻管の入り口から出口へゴム糸を通して縛り、徐々に瘻管を切開して開放する方法。
肛門の変形が少なくてすむが、通しているゴム糸は徐々に取れていきながら瘻管を切除するので2か月くらいかかり、ゴム糸の締め直し、入れ替えなど、治るまで長期の外来通院が必要。
術後の状態としては縛っているゴムがお尻からピロリと出ている状態で異物感があり煩わしいこと極まりない。
また普通に生活しながらゴム糸で徐々に瘻管を切除しているので膿がでてくるため、ナプキン必須の状況。
ついにトイレ
術後当日は怖いのもあって排便していなかったが、翌日はさすがにしたくなる。
左・右の両方手術で片方は切り裂いて縫ってある傷があり、片方は謎のゴムがついた状態で排便するのは恐怖しかない。
便が出るときに広がらないだろうか、どうなってしまうんだろ。
トイレットペーパーでどうやって拭き取るのかなど。
不安しかない。
よって1時間くらいゆっくりゆっくりと重力で便が落ちてくるのを待つことになった。
無事にし終わった後のウォシュレットも細心の注意を払いながら弱で洗う。
それを優しくトイレットペーパーを置くように水分をふき取る。
1時間くらいトイレにいたので家族はその間トイレを我慢しなければらないのでクレームは殺到した。
無事にトイレを済ませることができたが、俺一日に3回は排便するんだよな。とやれやれ感がはんぱない。今後もトイレは一番の鬼門となっていくのだった。
痛み止め点滴終了
翌日は大変なことばかりだが、うれしいことも一つあった。
液体の痛み止めを点滴みたいにずっと投与していたが、その液体がすべて終わり、取り外すことができるのである。
ちなみに、全然痛かったのでこの液体の効果はいったい。
というところだが、これがなかったらきっともっと痛かったに違いない。
また、点滴針が胸の下のところに刺さっているのを抜くという行為は、初めてすぎてやや怖かったがなんの痛みもなくスッと抜けた。
こいつがなくなるだけで大分身軽になった気持ちだ。
でも痛くて歩くのは亀くらいのスピードである。
丸一日投与し続けるだけでかなりストレスだっただけに痛さは続いているが、一つ何かが終わった感がうれしかった。
ついにお風呂
点滴も取れて、今日はお風呂に入れる。
と、うれしい気持ちもあるが、それよりも日中痛すぎてネットでみた「お風呂に入ると痛みが和らぎ、治癒力もUPして治りが早くなる」という情報で、いいから早く入らせろの状態だった。
週末ということもあり、かなり早めの15時くらいにお風呂に入ることにした。
でも、お風呂って染みないのかな。
シャワー大丈夫かな。ボディーソープどうすんの?など恐怖ばかり。
そんな不安もありながら、入浴。
シャワー直洗いはびっくりするくらい痛いのでNG。
スースーするシャンプーで頭を洗うと流した泡が染みるのでNG。
NG事項を結構やってしまった。
そして、ついに湯舟にGO。
なんとまったくしみないし、痛みもマジで和らぐ。
これは良い。
運動もできていないのでお風呂で汗をかくのが気持ち良い。
ということで、映画一本丸々見て2時間は入浴した。
ちなみになぜか仁義なき戦いをみた。
ネットで調べると痛いときはお風呂がいい。
排便後も痛いなら即風呂へ。
など記載してあった。
一人暮らしなら、朝一で風呂ためてそれも良いが、トイレ直入浴は家族がいるのになかなかできない。
風呂洗わなきゃだし、そんなにアグレッシブな行動は私には無理。
おしり的に。
薬をぬる大変さ
風呂上がりのイベントがある。
薬を塗って注入する。
よく痔の薬で中にも外にもというボラギノール的な薬が処方されている。
まず手に取って傷に塗り薬として塗り、中の傷のために残りの薬を肛門に注入する。
中から外からでなんか効きそう。
でも、塗るのが怖すぎる。触るってことなので。
その前に、風呂上がりでタオルでどうやってお尻拭くのか問題もある。
怖すぎてティッシュで極ソフトタッチで水滴をとり、自然乾燥といきたいところだが、ずっとすっぽんぽんでいられないので、ドライヤーの弱風でなんとかく乾す。
そして、薬をそーっと塗るが、手元がくるうと痛いので慎重にやるので時間がかかる。
なんとか注入まで終えたら、ナプキン交換。
ちなみに一日に3回くらい交換している。
女性より使っている。
お風呂は気持ちいいが、そのあとの薬タイムが大変。
でも薬塗ったりナプキン交換で清潔に保つのが治すために必要なのだ。
手術終わったら治っているというのは手術したことない自分の幻想でしかなかった。
こっちが本番なんじゃないか?
つづく
つづきは、追って更新する。
ではまた、ごきげんよう。
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