痔ろう治療に関する費用感や保険についての悩みを抱えている方向けの記事。
実際、私も痔ろうと分かってから費用や保険などについて不安がありました。
なかなか実体験の情報がなかったので以下についてまとめた。
- 痔ろうの治療っていくらかかるの?
- 痔ろうの手術の流れと何にいくらかかるか気になる
- 痔ろうの手術は保険がおりるの?
- 治療期間はどれぐらい?日帰りできるときくけど。
痔の手術体験について気になるかたはこちらの記事をどうぞ。
痔ろうの治療っていくらかかるの?
手術前・後のながれ
日帰りで痔ろう手術をする場合、以下の流れで診察・手術が行われそれぞれ費用が発生する。
入院する場合はこれに入院費用が発生する。
- 手術前診察
- 手術前検査
- 手術後の薬
- 手術
- 術後検診 3~5回
日帰り手術でかかった費用
私が実際に発生した費用(社会保険適用で30%の負担額)を参考に公開する。
総額約5万円弱が発生した。
発生日 | 内容 | 実質費用・負担額 |
---|---|---|
12/8 | 手術前診察 検査 薬処方 | 10,220円 |
12/9 | 手術後の薬代金 (手術前に購入) | 1,340円 |
1/22 | 手術 | 29,580円 |
1/25 | 術後診察① 薬処方 | 1,030円 |
1/25 | 薬代金 | 680円 |
2/5 | 術後診察② 薬処方 | 1,030円 |
2/5 | 薬代金 | 680円 |
2/26 | 術後診察③ シートン法ゴム締め | 1,130円 |
3/19 | 術後診察④ | 830円 |
合計 | 46,520円 |
病院によって手術料金が異なるかもしれないが、大幅にはズレないと思う。
これより高い場合は別の病院にも手術料金を問い合わせすることもできるので目安にしてほしい。
医療保険に入っていれば医療費がペイできる
私の加入している医療保険の場合は、手術の内容が記載された病院の書類を送付し、約5万円が戻ってきた。
つまり上記の医療費合計が全てペイできたことになる。
医療保険で医療費が請求できることを知って、手術を決断したので、この情報は手術の決断に大きく関わるとおもう。
5万円くらい返ってきたのでなんならちょい儲けた感じ。
手術の方法とは
痔ろう手術は3つある。
術式によっては通院期間など異なると思うが、治療が長めとなるシートン法を経験しているので費用は多くても上記内でおさまるのが一般的だと思われる。
開放術式(lay open法)
膿のトンネルとお尻を締める筋肉とともに切り開く。
長所は、再発率が低いこと。
短所は、括約筋へのダメージが大きいこと。
しかし、日常生活ではほとんどの場合問題にならない程度。
温存術式(くり抜き法 coring out法)
おしりを締める筋肉を温存し膿のトンネルをくり抜く。
長所は、筋肉へのダメージが低いこと。
短所は、再発率が若干高いこと。
シートン法(Seton法)
膿のトンネルに輪ゴムをかけ、その力でゆっくり開放する術式。
再発率は低く、筋肉へのダメージも低いが、通院期間が3~6ヵ月と長め。
私は左側と右側の両方に痔ろうがあったため、開放術式とシートン法で一度に手術をした。
痔ろう発生から手術、術後の生活についての体験談記事もぜひみてほしい。
治療期間 完治までは5か月はかかる
私は開放術式とシートン法を同時にうけているため、術前検査から最後の診察までで3か月間通院した。
これはほぼシートン法の治療期間とみてほしい。
開放術式だけの場合、診察回数は2,3回くらいで済むはず。
ただ、完治(手術の傷が治るまで)の期間は結局シートン法と変わらず、5か月ほどはかかる。
まとめ
今回は実際の痔ろう手術費用と保険適用についてまとめてきた。
実際に私が治療した際の費用は痔ろうの日帰り手術で総額5万円弱となった。
加入していた医療保険で医療費が全てペイできた。
痔ろうの手術の方法は3つ、開放術式(lay open法)、温存術式(くり抜き法 coring out法)、シートン法(Seton法)。それぞれ治療期間が異なる。
体験したのは開放術式とシートン法で、術前検査から最後の診察までで3か月間通院した。
保険で医療費が返金されることを知って前向きに検討ができ、手術を決断しているので、痔ろうの治療でどうしようか悩んでいる人も費用が保険で返ってくることを知ることで手術の決断の後押しとなると思う。
おしりのトラブルや痔ろうにならないための記事もかいているので、気になる方は以下の記事もぜひ見てください。
おしりの違和感が気になるかた向け
痔ろうやいぼ痔の特徴についてまとめた記事
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では、良いご決断を。