
- おしりにしこりが・・・なんだろう?
- 気のせいならいいんだけど
- 放っておいていいのか不安で怖い
- なんか、大きくなっているかも
こういったお悩みを解決したい。
私はこれまでのかずかずのお尻のトラブル経験、痔の治療、手術の経験をしている。痔の手術体験について気になるかたはこちらの記事をどうぞ。

しこりの状況チェック
次のような症状が全てでなくてもあてはまる方はぜひ続きを読んでほしい。
- おしりの周辺(肛門の外側)にしこりがある
- しこりを押すと痛む(最初は痛くなかった)
- 座るとしこりが痛む・違和感があって気持ち悪い
- 発熱する(必ずではない)
- 腫れている感じがする(膿が溜まっている)
そのほかのおしりの違和感についてはこちらの記事にまとめているので気になる方はどうぞ。
考えられる原因
ずばり、痔の一種で痔ろうになるやつだと思われる。
肛門周囲膿瘍・痔ろう(あな痔)

肛門周囲の組織に膿がたまる
肛門の奥、直腸との境目には歯状線という皮膚と粘膜の境界線があり、この歯状線には、肛門腺という小さな穴がある。ここに便が入り込み細菌感染を起こすと細菌が皮下に入り肛門の周囲の組織に膿のたまりを作っていく。これを肛門周囲膿瘍という。
肛門周りにしこりを感じる
肛門の周りの皮膚の下にしこりを感じたり、痛みを強く感じるようになり、膿が広がってたくさんたまると高熱を出したりすることもある。膿がたくさんたまると逃げ場がなくなり皮膚に穴が開いて膿が外に飛び出してきます。このような状況を痔ろう(あな痔)という。
痔とか関係ないやつだと思ってしまう
実際に痔だとは思わなかった

私は実際にしこりを感じていたが、そうゆうことも人間生きているとあるのかな。むしろ腫瘍ができたのではと思って怖くなり、調べることすら怖くなっていた。
その結果、痔なのかも?と思うのはだいぶ後になってしまった。
放置したらどうなるの
私の経験をベースで紹介する。何も知らないと怖いと思うのでぜひ参考にしてほしい。この症状ならほぼ確実に肛門周囲膿瘍・痔ろう(あな痔)というやつだ。
①しこりが大きくなる
ごろっとした肛門周りのしこりはやっぱり気になる。毎日お風呂でそれとなく触ってチェックすると大きくなっている気がする。数日前と比較すると大きくなっている。
②いったん慣れる(個人差ありそう)
しこりが大きくなると座る時のおしりのポジションによっては異物感があるので痛いというより気持ち悪い。長時間座ると痛いときもある。だが、それになれてくるとポジションの調整で慣れてくる。
③表面に現れて水膨れ状態に
さらに経過すると中の方にあったしこりが表面化してくる。表面の皮膚がぷっくりとしてくる。痛みは特にないが、強くおしてみると痛い。初めての時は怖くなる。
④水膨れが大きくなる
表面の皮膚のぷっくりがさらに大きくなり、しこりの頃とはまた違った感覚で座っていても気持ち悪さがある。この時も普通にしていると痛みはないが、強くおすと痛い。
⑤水膨れが破裂
さらに大きくなるとはじめてながらでも、これ、爆発するやつだなとわかる。あとはいつ爆発するかの問題ということになる。破裂パターンは以下のとおりで慣れてくるとパンツ汚れるの嫌なので自分で割ることになる。
破裂するパターン
- 座ったり、歩いているうちに圧迫で割れる ⇒ パンツ汚れる
- 自分で指でおしてぶち破る ⇒ トイレならセーフ、お風呂なら湯舟じゃなければセーフ
⑥水膨れがしぼむ
水膨れが破れると膿がでて当然しぼむ。そうすると違和感は多少あるがしこりも水膨れも痛みもなくなる。
⑦いったん休憩
根本的な解決はしていないのでしばらく平和な時がながれて上記の①もしくは③にもどる。
そう。何回もこのサイクルを繰り返すことになる。
いぼ痔ではない

最初にしこりができたときは、ちょこっとだけ調べて外に出てくるタイプのいぼ痔だと勘違いしていた。いぼ痔やキレ痔は経験しているので薬で治ると思っていた
いぼ痔(内痔核)

外痔核は歯状線を境に外側にできるいぼ痔。血豆ができると激しい痛みを伴う場合がある。
血栓性外痔核と呼ばれる血の塊が中にできる状態になると、激しい痛みや排便時に出血を伴う。
痔瘻(痔ろう・あな痔)の対処方法
がんになる可能性
痔瘻は長期間(10年以上)放っておくとがん(痔瘻癌)になる可能性がある。危険な痔。
また、再発や肛門機能の低下に注意が必要であり、専門医の手術が必要な疾患。

私はがんの可能性があることがわかり手術を決断した。
ただ、なかなか病院にはいけなかった。。。
病院に行こう
とりあえず市販薬つかっても・・・
いぼ痔かもしれないので今まで使ってきた市販薬を塗ったり、入れたり、下の裏で溶かしたりしたがまったく無駄な抵抗だった。何度もしこり⇒水膨れ⇒破裂のサイクルを繰り返したため、ついに病院にいき、正式に痔ろうと診断され、手術するしかないと言われた。
思い切って
この記事の症状と同じだという人は思い切って肛門科に行って診てもらうのをおすすめする。
家族や周りの人に言うこともなかなかできないおしりの悩みだが、思い切って家族から告白してみると病院にも行きやすくなったりもするし、一回病院に行けば次からは普通に行けるようになったりもする。
お大事に。


