海外交易を制した覇権国家の移り変わり 楽しい世界史 -ヨーロッパの歴史-

EDUCATION

・ポルトガル・スペインが大航海時代をけん引
・中継貿易で栄えたオランダが経済の中心に
・いち早く産業革命を迎えたイギリスが派遣を握る

この覇権国家について、「スペイン・ポルトガル」、「オランダ」、「イギリス」、「ドイツ・ロシア」を学んでいきたい。


そこで、今回の内容はこちら

  • スペイン・ポルトガル
  • オランダ
  • イギリス
  • ドイツ・ロシア
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年表

いつできごと
1492年コロンブスがアメリカに到達する
1522年マゼラン一行が世界周航を達成する
1588年アルマダ海峡。イギリスがスペイン無敵艦隊を撃破
1602年オランダが東インド会社を設立する
1652~54年第一次英蘭戦争。オランダがイギリスに敗北する
1688年イギリスとフランスの第二次百年戦争(植民地戦争)が勃発
1763年パリ条約締結。イギリスの覇権が確立
1795年ポーランド王国が第三次ポーランド分割により消滅
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スペイン・ポルトガル

16世紀、大航海時代のヨーロッパで覇権を握ったのは、新大陸・北アメリカに到達したスペインと、インド航路を開拓し香辛料貿易を独占したポルトガル

スペインはアフリカに武器を輸出、アフリカからは労働力として奴隷が北アメリカに送られた。

その労働力をもとに北アメリカで採掘された金や銀はヨーロッパに入ってきた。

また、ヨーロッパでは東欧との間で食料や原材料を主力としたバルト海貿易が盛んになった。

種類3

オランダ

17世紀、優れた航海技術や大きな船を持っていたオランダは、世界各地から安価な原材料を大量に仕入れて他国に売りさばく中継ぎ貿易で利益を上げた。

また、香辛料に代わって砂糖が人気になりポルトガルは衰退。

日本でもキリスト教を布教しないオランダとだけ取引窓口をつくって取引された。

イギリス

17世紀、スペインの無敵艦隊を破り、国が商業活動を主導する政策を進めた。

18世紀中ごろ、イギリスが北アメリカの植民地をめぐって争っていたフランスに勝利

生産の効率化を目指すうちに新動力「蒸気機関」が開発され、交通手段に利用されるようになった。(産業革命)

産業革命により遠くへ大量に商品を運べるようになったイギリスは世界を制した。

typeの人材紹介

ドイツ・ロシア

海が遠く、海外進出の難しいドイツ地方やロシア地方では、君主自ら政策を進めて国力を強化する国が台頭し、強国の一翼となった。

■プロイセン王国
神聖ローマ帝国を助けて王国に昇格。
もと騎士団の国。
高い軍事力を誇りのちにドイツ帝国へ成長。

■オーストリア帝国
神聖ローマ皇帝を輩出したハプスブルク家の領地を領土とするドイツ地方の中心国。
政策はあまりうまくいかなかった。

■ロシア帝国
スウェーデンを破ってバルト海の覇権を握り、東欧一の強国に。
ヨーロッパの脅威だったオスマン帝国も圧迫した。

■ポーランド分割
ポーランドの最盛期を支えた王朝が断絶。
隣接する大国プロイセン、オーストリア、ロシアが干渉。
3国が領土を分割し、ポーランド王国は消滅した。

まとめ

今回の内容をまとめると

  • 16世紀、大航海時代のヨーロッパで覇権を握ったのは、新大陸・北アメリカに到達したスペインと、インド航路を開拓し香辛料貿易を独占したポルトガル。
  • 17世紀、優れた航海技術や大きな船を持っていたオランダは、世界各地から安価な原材料を大量に仕入れて他国に売りさばく中継ぎ貿易で利益を上げた。
  • イギリスは、スペインの無敵艦隊を破り、国が商業活動を主導する政策を進め、18世紀中ごろ、北アメリカの植民地をめぐって争っていたフランスに勝利。産業革命により世界を制した。
  • ドイツ地方、ロシア地方では君主自ら政策を行い、プロイセン王国、オーストリア帝国、ロシア帝国が台頭した。


ではまた、ごきげんよう。

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