シートン法の術後経過について。
お尻の両側を手術し、片方は開放術式、もう一つは筋肉へのダメージの少ないシートン法で手術した。
両方の術式を一気に経験した体験を紹介したい。
ずっとゴムがついた状態のシートン法だが、最初は痛みがよく分からなかった。
ただ、煩わしさは半端ない。
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私は2022年に痔ろうの手術をしたが、それまでの違和感発見から病院診断、いったんあきらめ、再度決意してからの手術、術後の生活、現在に至るお尻に関する戦いを経験している。
ぜひ、戦いの記録をはじめからみてほしい。
痔伝 ~痔瘻体験記~をはじめからご覧になる方はこちら
シートン法について
膿が通る管 瘻管の入り口から出口へゴム糸を通して縛り、徐々に瘻管を切開して開放する方法。
肛門の変形が少なくてすむ。
通しているゴム糸は徐々に取れていきながら瘻管を切除するので2か月くらいかかり、ゴム糸の締め直し、入れ替えなど、治るまで長期の外来通院が必要。
ちなみにこの術式の治療法を説明しないと、人にお尻にゴムがついていることを伝える時に分かってもらえない。
術後の痛み
術後の状態として縛っているゴムがお尻からピロリと出ている状態だが、開放術式で手術した側の方の痛みが強く感じられたのでシートン法で処置した側の痛みはよく分からなかった。
開放術式の方は切開しているため、傷の痛みがありわかりやすい。
なので、しばらくはシートン法の方は痛みとして認識していなかった。
術後診断での説明
シートン法について手術時に急にやることになったので、何なのかをわかっていなかった。
術後3日後に術後検診に行き、今後について説明があり、ここでちゃんと認識することになる。
開放術式の方については傷の治癒と皮膚の復活に5か月から6か月かかるとのこと。
一方シートン法については2週間後に受診した際にまた様子を見るが、一般的には1か月ほどで自然にポロリととれるとのことだった。
自然にとれるのか、トイレに落ちそうだな。
と思いつつ、1か月もこのゴムが肛門についてんのかよとも思った。
普通に邪魔
肛門の脇にねじねじゴムがピロリとでているので想像するよりもかなり邪魔である。
特に排便の際、ゴムがどうなっているのか分からないので、排便の妨げになるのでは?とか便がつくのでは?とか色々考えてしまう。
案外、そんなに弊害にならず排便は可能。
だが、トイレットペーパーで拭くのが大変。
そもそも両側手術しているし、傷の状態なのでガシガシ拭くことができない状況に加え、片方はゴムがついているので拭きようもないので辛すぎる。
そっとトイレットペーパーを肛門に置くように拭くが、ゴムが動き、そのゴム先が切開した方の傷に当たると痛い。難儀すぎる。
ゴムの先がどこにあるかわからず、トイレットペーパーで拭くときもそうだが、座っていてゴムポジが悪いと激痛なのが最悪だった。
徐々に切開して膿がでる
ゴムの力で徐々に徐々に瘻管を切開していく手法のため、切開された瘻管の膿がでてくる。
治療上しょうがないのだが、ナプキンが必須になる。
そもそも、開放術式の方の出血と傷口がパンツに直で当たらないようにするためのガーゼの役割もありつつ、シートン法の方の膿を受け止める役目ももつのでかなり重要なアイテムとなる。
そのため柔らか素材で羽なしのものをチョイスして日に3回くらい取り換えるのであった。
1日3回も使い。術後毎日つかうので女性よりも消費量が多い。何度も使うので取り扱いに慣れてくる自分。
つづく
つづきは、追って更新する。
ではまた、ごきげんよう。
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