術後1週間。
術後生活にも慣れてきたいところだが、なかなか思うような行動はできないし、つらくきついことばかりである。
遭遇した厄介な出来事など、痔ろう発覚から手術治療の体験談である。
同じ悩みを抱える人が手術の決断をしたり、しばらく様子をみるという判断をしてくれたらと思う。
術後診察も何とか終えたが、普段通りの生活は全然できない現実がある。お尻が痛いとこんなにも不自由なのか。お尻重要。
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私は2022年に痔ろうの手術をしたが、それまでの違和感発見から病院診断、いったんあきらめ、再度決意してからの手術、術後の生活、現在に至るお尻に関する戦いを経験している。ぜひ、戦いの記録をはじめからみてほしい。
痔伝 ~痔瘻体験記~をはじめからご覧になる方はこちら
出勤なんて地獄
診察の際に歩いてみて分かったが、全然普段通りは歩けないし、しばらく歩くと傷口がこすれて痛みもある。
また、座るのにもドーナツ座布団がないと短時間でも痛くなる。
その繰り返しが発生する出勤なんて地獄である。
家から駅まで歩き、駅では階段上り下り、電車では座る、乗り換えのために歩く、階段上り下り、電車で立つ、駅に着いたら会社まで歩く。
これは想像しただけで重労働過ぎる。
幸いリモートワークができる職場・仕事だったので大分助かった。
たまたま、コロナ禍でかつリモートワークOKな職場だったので良かった。
ナプキン羽問題と上達
出血は減ったが、膿は毎日でる。
ナプキン常備の生活は続くが、歩くとナプキンの羽がかなり擦れていたいことを発見したので、使い分けをできるように特訓した。
夜やあまり動かない時間帯は羽ありでしっかりガードし、日中や歩くようなときは羽なしを設置するが、面積が小さいのでピンポイントの部分に設置しないとパンツが汚れるのである。
いろんな種類を妻から借りて適切な位置を日々研究してトライ&エラーでベストなナプキンとそのポジショニングを探った。
男性用のボクサーパンツへのナプキン設置もパンツの縫い目のこの辺に合わせれば、ベストポジションに調整できるまで上達した。
シートン法のゴムが煩わしい
片方のお尻はシートン法による治療でゴムがぶら下がった状態になっている。
そのため、出ているゴムの向きや角度によって逆側の手術の傷に当たるのがつらい。
ただでさえ痛いのにたまにくる激痛はそのせいである。
しかし、ゴムの位置はコントロールができないので座り方をなんとか気をつけるしかないのである。
そのたびに一気に両サイド手術したことを後悔することもあった。
その一方で順番に手術だとそれはそれで完治するまで長くかかるのも嫌なので、これが最善の策であったと心に言い聞かせた。
シートン法と状況についてはこちらの記事をどうぞ。
運動もできない
コロナ禍になり、外出や出勤も減り、運動不足になっていたが、そこに痔の手術後でそもそも動けなくなり、加速する運動不足。
コロナ禍に購入したエアロバイクがあるのだが、一番できないのである。
チャリンコのサドルはとてもトライできないほど天敵である。
いつになったらまたエアロバイクに乗れるのだろうか。
おそらく術後の肛門筋肉に関連する現象なのだと思う。尿の方にも影響してくるとは。無事に症状は2,3日で改善している。
できる範囲の運動
できる範囲で運動を試していた。
まずは、掃除機をかけること。
これは早く歩かなくても良いし、逆にゆっくり移動することによって家も綺麗になるのでこれは良い。
もう一つは腹筋だ。
あまり力が入りすぎないように膝を立ててやれば平気でお尻にも負担がかからずできるのでこれもおすすめだ。
逆に意外にできなかったのが、毎朝やっていたヨガのストレッチだ、ヨガマットに直接すわって足を延ばしたりするのが傷口にはしんどいのであった。
一見、なんとかなりそうだったストレッチができず足腰が凝り固まっている感じが嫌だったが、しょうがない。
つづく
つづきは、追って更新する。
ではまた、ごきげんよう。
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