痔ろう発覚から手術治療の体験談。
ついに手術当日。
緊張しながら病院へ向かい、先生に痔ろうが2つあることを伝えねばならない。
あれ、先生に全然合わない。
どうなるのだろうか。
同じ悩みを抱える人が手術の決断をしたり、しばらく様子をみるという判断をしてくれたらと思う。
手術当日、先生とやっと会話ができたのは手術台だった。そこで実は痔ろう兄貴がいることを告白することに。
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私は2022年に痔ろうの手術をしたが、それまでの違和感発見から病院診断、いったんあきらめ、再度決意してからの手術、術後の生活、現在に至るお尻に関する戦いを経験している。ぜひ、戦いの記録をはじめからみてほしい。
痔伝 ~痔瘻体験記~をはじめからご覧になる方はこちら
手術台
手術着に着替え終わり、手術台にうつ伏せに寝かされてしばらく待つと、ついに先生が登場。
うつ伏せになっているので顔は見えないという状況で会話がはじまる。
おはようございます。その後、どんな感じですか?
(待ってたよー)えっとですね。
実は数日前から診察してもらった逆のお尻の方。
私からみて右側の方にも同じようなものができていまして、そちらも治療できないかと思っていますが、どうなんでしょう?
ほおほお。そうですか。では、ちょっと見てみますね。(患部を確認)
なるほど。そうですね、今日一気に手術しちゃいますか?
(話がはやい!ラッキー)はい。
やっちゃって下さい!
では、両方とも手術しますが、一気に両サイドになるとお尻の筋肉が弱まりすぎるので片方は予定通りに開放術式で、もう一つは筋肉へのダメージの少ないシートン法で手術をします。
(ちょっと何を言っているかわからんが、まあ良しなにしてくれ)
わかりました。
おねがいします!
手術開始
麻酔を下半身に打ち、手術が開始した。
下半身は全く感覚が消えているので痛みはゼロだが、上半身はなんともないので音は聞こえる状況。
多くの人は麻酔の効果で寝てしまうそうだが、一回も眠らなかった。
そのため暇といえば暇なので補助をしてくれていた女の人とこの後のたわいもないことをおしゃべりしていたくらいだった。
お迎えは誰か来るんですか?とか眠くならないですか?とかで細かくは覚えていない。
手術が始まってしまえば緊張はなく、何をやっているかも全然わからない状況だった。それよりこれで痔ろう兄貴がいない生活だな。と楽しいことを考えていた。
手術終了
手術が無事終わり、とりあえず出血があるので大人用おむつをはかされる。
麻酔が切れる&最初のおしっこをするまで2時間くらいベッドで休むことに。
2時間もスマホも何にもなしで暇だな。
と思っていたが、さすがに手術あとだからかぼーっとしていることができた。
というかぼーっとしてしまう感じだった。
この時から点滴液みたいのが入った袋を小さいショルダーバッグみたいに肩から斜め掛けしていた。
その液体は管を通って胸にささった注射針から点滴のように投与されていた。
これは痛み止めであり、なんと、次の日までつけておかなければならないと言う。
その時はこの液体型痛み止めが何のためで、どんだけうっとおしい存在になるかもわかっていなかった。
2時間経過
トイレにいきたくなった気がしたので看護師さんを呼び、トイレに行くことに。
倒れると危ないのでトイレのドアまで看護師さんが付き添ってくれる。
意外と普通に歩けたが、トイレは座ってしてくださいということだったので便座に腰を掛けるがなかなか出てこない。
尿意はあるのに全然出てこない。
これは麻酔のせいだと思うが、かなりもどかしい。
なかなかトイレからでてこないものだから「大丈夫ですか?」と声をかけられる。
大丈夫なのは大丈夫なので問題ないと伝え、いつもの10倍くらい時間をかけておしっこをする。
時間もかなりかかったが量もはんぱなくて時間がかかった。
ちょうどトイレ終わりに先生がやってきてどうです?痛みますか?と訪ねてきた。
痛みは感じていなかったので大丈夫だと伝える。
患部を見て、出血がまだあるかもしれないのでナプキンを奥さんから借りてつけてください。
とのこと。
まじか。ナプキンなんてしたことない。
と思ったが、はい。と返答。
手術後のトイレってこんなに大変なんだな。
全然水分とってないのに量がハンパない。
病院来てからずっとしていなかったからなのか、痛み止めの液体もでてきているのか。
帰宅
帰って良いということになり、着てきた服に着替えるのだが、例の皮下注射の痛み止めがかなり厄介である。
注射が外れないように液体袋の上からシャツを着たりしなければならない。
なんとか着替えが終わり、術後の帰宅は付き添いしてもらわないといけないルールがあるので、家族に連絡しようと思っていた。
しかし、迎えにきてくれたところまで歩くのはしんどい。
今から車で来てくれということもできるが、時間かかるし、待つのも嫌だった。
そのため、病院にあるタクシー会社直繋がり電話があるのでそれでタクシーを呼ぶことにした。
ほどなくタクシーがきて、無事に自宅へ帰ったのだった。
とりあえず手術も終わり無事帰れて安心したけど、なんか違和感がすごいあるな・・・
つづく
つづきは、追って更新する。
ではまた、ごきげんよう。
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