- リンキンパークは何がすごいのか?
- 人気の理由、魅力とは?
- どんな功績があるの?
- 今後の活動は?
リンキンパークについて気になっている方向けの記事。かっこいい曲も紹介。
リンキンパークとは
バンド概要
- 2000年デビューのアメリカ・ロサンゼルス出身6人組バンド
- 『ハイブリッド・セオリー』でデビューし、現在までに7枚オリジナル・アルバムリリース
- 『ハイブリッド・セオリー』は21世紀史上最も売れたロック・アルバムとなる
メンバー
- チェスター・ベニントン(Vo)
- マイク・シノダ(Vo)
- ブラッド・デルソン(G)
- ロブ・ボードン(Dr)
- フェニックス(B)
- ジョー・ハーン(DJ)
前身バンド~チェスター加入
- マイク・シノダ(Vo)とブラッド・デルソン(G)は、ロサンゼルスの中学・高校の親友で、二人はパブリック・エナミーとアンスラックスのコンサートに衝撃を受け、バンド結成を決意。
- 1996年、高校卒業時に友人だったロブ・ボードン(Dr)(ブラッドとロブはかつて「Relative Degree」というバンドで活動)を誘い、バンド「Super Xero」を結成
- その後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でブラッドがルームメイトのフェニックス(B)、マイクがカリフォルニア州の美術大学で知り合ったジョー・ハーン(DJ)が加入。
- バンド名は短縮され「Xero」となり、マーク・ウェイクフィールド(旧Vo)が加わる。
- 6人体制になり自主制作を始めるが、1998年にマーク・ウェイクフィールド(旧Vo)が脱退
- 後任のVoを探すため、Zomba Recordingsのジェフ・ブルーを通じ、9年間ソロや他のバンドで歌っていたアリゾナ州のボーカリスト、チェスター・ベニントン(Vo)を知る。
- 1999年、バンドのデモテープを受け取ったチェスター(Vo)はバンドの音楽性に感銘し、オーディションを受け、加入が即決定する。
- チェスターの加入を機に、バンドコンセプトの明確化のためバンド名を「Xero」から「ハイブリッド・セオリー」に改名
- 「ハイブリッド・セオリー」名義でEP『ハイブリッド・セオリーEP』を1000枚自主制作
2017年に亡くなったチェスター・ベニントン(Vo)がデビューに至るまでの道のりを語った記事はこちら。
前身バンド「Xero」のデモ
バンド名「LINKIN PARK」(リンキン・パーク)の由来
- 元々Hybrid Theory(ハイブリット・セオリー)というバンド名で活動していたが、同名のバンドが存在していたため改名する必要があった。
- チェスター(Vo)が住んでいた米カリフォルニア州サンタモニカの公園「Lincoln Park(リンカーン・パーク)」に改名しようと思ったが、既にドメイン取得されており、同じ発音の「LINKIN PARK」に改名
音楽性
様々なジャンルを融合
- シャウトを取り入れたラウドロックがベースで、ハードコア、エレクトロニックロック、インダストリアル、ヒップホップ、パンクなど様々なジャンルを取り入れるスタイル
- バンド演奏にラップやスクラッチを組み合わせた当時でいうミクスチャーロック
リリース作品や時代とともに音楽性に変化
- リリース作品や時代とともに音楽性に変化があり、初期の方がラウドロック色が強い
- 1st「Hybrid Theory」、2nd「Meteora」ではラウドロック色が強く、シャウトやラップ、ヘビーなギターが目立つ
- 3rd「Minutes To Midnight」では今までヘビーの部分は減り、チェスターの美しい歌声や美しいメロディーが強調された
- さらに7th「One More Light」ではよりポップ色が強い作品となる
人気の理由と魅力
各ジャンルのファンを魅了する多様な音楽性
- DJとヘビーなバンドサウンドでラウドロックファンの心をつかんだ
- キーボードやシンセサイザーを使用したバラード要素でロックだけでなくポップスファンも聴きやすくなった
- チェスターのシャウト・エモーショナルなメロディ・歌声
マイクのラップという2人ヴォーカルが創り出す多様な世界観
多くの人が共感、励まされた歌詞
- 音楽性は変化させていたが、歌詞の世界観はデビュー当初から変わらず、人間の抱える苦しみ、悲しみ、怒り、絶望といったネガティブな内容。
- チェスターが自身の経験を音楽で表現する姿に、ファンが魅了された
偉大な功績
セールス
- 1stアルバム『ハイブリッド・セオリー』で驚異のデビューを飾り、21世紀史上最も売れたロック・アルバムとなる
- 2ndアルバム『メテオラ』以降、5作で全米アルバム・チャート初登場1位を獲得
- 全世界累計セールスは1億枚以上を記録
受賞
- グラミー賞 受賞2回 ノミネート6回
- ウォール・ストリート・ジャーナル『史上最も人気のある100のロックバンド』12位
音楽シーンへの影響
- リンキンパークの登場が、2000年代以降のアメリカのロックシーンの方向性を決定づけた
90年代以降のヘビーロックとヒップホップが融合したミクスチャーロックのスタイルに新たな道筋を作ることになった。 - Jay-zとのコラボ
2006年にヒップホップの大御所Jay Z とのコラボプロジェクト『Collision Course』では、お互いの楽曲をマッシュアップした6曲のコラボ。そのEPのリードシングル「Numb/Encore」は、グラミー賞の最優秀ラップ/ソング・コラボレーション部門を受賞。
チェスターの死
突然の訃報
2017年7月20日、Voのチェスター・ベニントンがカリフォルニア州ロサンゼルス郡の住宅で死亡。当時41歳だった。検死官によると、首をつって自殺したものと伝えられている。妻と2度の結婚でもうけた子供6人がいた。
依存症や虐待の苦しみ
チェスターは、長年アルコールや薬物の乱用で苦しんでいた。子供のころに虐待を受けていた影響で、自殺を考えたことがあると過去にも話していた。
親友の自殺
チェスターは、「サウンドガーデン」のVo クリス・コーネルと親しかった。そのコーネルは、2017年5月17日に、デトロイトでのコンサート後に首をつって自殺した。
チェスターは、公開書簡で、「あなたには分かりようもないほど、僕はあなたに影響されてきた(中略)あなたのいない世界など想像できない」と書いていた。奇しくもチェスターが亡くなった7月20日は、53歳になるはずだったコーネルの誕生日であった。
ファンによる署名活動
リンキン・パークの名前の由来である米カリフォルニア州サンタモニカにあるリンカーン・パーク公園を、死去したチェスター・ベニントンに敬意を表して改名してもらおうと求めるオンライン署名活動が起こった。
YouTubeで「Numb」のMVが10億再生突破
チェスターが亡くなったあと、非公式でバンドのファンがYouTube再生数を10億回に押し上げようと呼びかけ、約1年かけて目標が達成した。現在では19億再生を超えている。
今後の活動が待ち遠しい
活動休止中
2017年にチェスター・ベニントンが亡くなって以降、活動を休止している。
マイク・シノダの発言
リンキンパークの活動についてはマイク・シノダの発言を注視していきたい。
ツアーも制作もしない
リンキンパークの活動についてマイク・シノダは、以下のような内容を発言。悲しいがまだ新しいコンテンツは味わえなさそう。
- メンバーでは話し合いはしている
- ツアー、新曲、アルバム制作の計画はない
チェスターの代役は探していない
別のシンガーを探しているという噂についてマイク・シノダは、以下のような内容を発言。
- 別のシンガーは探していない
- 自然発生的に、素晴らしい才能やスタイルがマッチすれば何かすることはあるかも
- 誰であろうとチェスターの代役ということにはならないし、したくない
マイク・シノダの活動に注目
リンキンパークファンにとって、リンキンパークの頭脳ともいわれているマイク・シノダの活動から目が離せない。
2021年3月にポップ・ロック・アンセム「Happy Endings / ハッピー・エンディングス」のミュージックビデオを公開。フィーチャリングに若きラッパー、イアン・ディオールとアリゾナのポップ女王アプサールを迎えている。
マイク・シノダ名義のアルバム
リンキンパークのおすすめ曲
リンキンパークのおすすめのかっこいい曲をアルバムタイトル別に紹介。
Hybrid Theory
Papercut
Points Of Authority
Forgotten
Reanimation
Enth E Nd [Kutmasta Kurt / Motion Man]
Wth>You [Chairman Hahn / Aceyalone]
Meteora
Don’t Stay
Lying From You
Figure.09
Collision Course
Numb/Encore
Izzo / In The End
Minutes to Midnight
Given Up
What I’ve Done
A Thousand Suns
Waiting For The End
Wretches And Kings
Living Things
Lies Greed Misery
Victimized
Recharged
A LIGHT THAT NEVER COMES
UNTIL IT BREAKS (Money Mark Headphone Remix)
The Hunting Party
Rebellion feat. Daron Malakian
Guilty All The Same feat. Rakim
One More Light
Heavy feat. kiiara
Good Goodbye feat. Pusha T and Stormzy
最後に
活動の再開が待ち遠しい限りだが、チェスター不在のリンキンパークはもはやそれは、リンキンパークではないとも思うので、別バンドなのか、別プロジェクトという形でも動きがあれば追っていきたいと思う。もちろん、マイク・シノダのプロジェクトもチェックしていきたい。
よければ下記の記事でおすすめのロック、ヒップホップを紹介しているので、気になる方はどうぞ。
それでは、良いミュージックライフを。